Do It Yourself
限界がきていた。
書類、楽譜、仕事関係の資料に本、CD、今までだましだまし収納してきたんだけど
もう無理だとあきらめた。
だから、06年の年末に棚を作ることにした。
まず、やるべきことはどんな棚にするのか設計図を描くこと。
メジャーで押入れの寸法を測り、どんな風に収納すればいいか思いをめぐらせる。
ジャストサイズにしすぎると、押入れにいれるときに大変だ、という話を聞いていたので
少しだけ余裕を持たせて作る。
設計図にあった木を買うために、友人宅の近くにあるホームセンターに出向く。
なにやらここは某建築メーカーとつながっているらしく、木材がやけに豊富にある。
なるべく少ない枚数ですむように、どのように木を切り出すか考えながら
木材を購入。塗料もあわせて1万円以下ですんだ。安い!
買った木をそのまま持って帰れないし、自分で切るのは大変なので、
ホームセンターのサービスを利用して木をカットしてもらう。
すばらしく手際よく、木が切られていく。
専門的なことは専門家にまかせるのが一番である。
餅は餅屋だね。
切ってもらった木を並べてみるとこんな感じになる。
なかなか棚が本当に出来そうなかんじがしてきたよ。
早く釘打ちたい!
はやる気持ちを押さえきれずに、釘を打つ。
ここが全ての作業の最も肝となるところ。
最初の一本目の釘を打ち込むまでは、全ての木材はグラグラなんだけど、
それさえ打ち込んでしまえば、なんとかうまいこと進んでいく。
立て続けに釘を打って、ものの45分くらいで枠組み完成。
さて、色を塗ろう。色は3色くらいしか展開がなくて、
少し悩んだけど、茶に赤がまざったチョコレート色を選びました。
後から考えたら、茶色に黄色をまぜたヤツのほうがよかったかもまあ、いいんだけど。
ローラーでごろごろ塗っていく。これもなかなか楽しい作業。
さらに色を塗る。間仕切り+柱の役目をする板をまんべんなく塗る。
そして完成!見違えるほど綺麗になったよ!使用頻度などを考慮して、
よく使うものは手の届きやすい範囲に配置。
右端に「すぐやる・後でやる・保存」というGetting Things Doneな装置もつくってみた。
いやはや、収納が増える、定位置をきちんと作るっていうのは本当に大切なことで、
能率もあがるし、これで音楽に集中できるってもんです。
しかし、こういう結果がすぐ見えることをやるのって、ちょっと楽しいかも。
なんだか、こういう経験を通じて、いろんなことが成り立っていく仕組み
のようなものを理解できる気がする。
「最初の釘を打つときだけは慎重に」というのは、ある種の哲学として
機能してくれそうな気がしました。
こうやって棚を作れてなにがうれしいって、これから先、
自分が本当にもとめるサイズの棚を自分で作れるようになったことである。
これでどこに引っ越しても、ぼくは自分の大切なものを入れる棚を
自分の手で作ることができるのだ。やったー。
ご指導いただいた、よっちゃんありがとうー。