作曲-1つの音に対してどのコードがあてはまるのか。
先日は返信の方ありがとうございました。 私にはやはり、難しい内容でしたが彼は分かると思いますので早速、 メールを見せたいと思います。重ねて質問してもよろしいでしょうか??
なんとなく私も理解しきれていない部分もあるのですが、
よく話を聞き、内容を整理すると、『1つの音に対してどのコードがあてはまるのか。』が知りたいようです。
Ex:“ド”という音のコードは○と☆と□・・・がある。
といった感じで他にも沢山あるらしいのですが。音楽理論などは勉強していないようなので
そこが作曲する上で困っているみたいです。いろいろとHPを見たりはしているのですが、
大抵、「鼻歌で~」とか、「なんとなく~」という
抽象的すぎてわかりませんでした。一応作曲は初めてではないみたいなので、
作曲方法が分からないのではないらしいのですが。。うまく伝わったでしょうか??
お忙しいとは思いますがよろしくお願いいたします。
chikoより
chikoさんへ
こんばんは。ギターの滝田です。
早速、ぼくにわかる範囲でお答えしてみます。
あっているかどうかはわかりません、
あくまで僕の個人的な考えとして参考程度に読んでみてください。
ある音にコードをつける場合、ものすごく可能性があるわけです。
例えば、ドに対してコードをつけようと思ったら
ルートだけで、
C C# D D# E F F# G G# A A# B
これだけの可能性があるわけです(#はbに適当におきかてください)
で、コードのタイプ
トライアド(三和音)のメジャー
トライアドのマイナー
はもちろんのこと
aug
6
7
M7
m6
m7
mM7
m7(b5)
dim7
sus4
などを考えたら、すごく沢山の可能性がありますよね。
計算してみると、いま挙げたものだけでも
ルート音12×コードタイプ12=2400
くらい可能性としてはあるわけです。(細かくいうともっとあります)
だから、ドにコードをつけようと思ったら、
ちょっと無理があるコードもあるけど、(アボイドとかの関係で)
2400くらい可能性が出てきちゃうわけです。
で、重要なのは、
コードの役割(機能)と進行の流れとコードとメロディーの関係だと
思うんです(その辺は前回のメールを参考にしてみてください)
具体的にいうと
・機能というのは、
トニック・ドミナント・サブドミナント・サブドミマイナー
のことで
・流れというのは前後のコードとの関係
FM7-Em7-Dm7-ときたら、次はCM7といくよな、というパターンのことだったり、
レッテルBの頭がFだったら、レッテルAの最後はC7とかになるよな
とかいうことです。(例えばね)(まあ機能とも関係してるんですが…)
・コードとメロディーの関係というのは
メロディー=ドに対して
CM7というコードをつけたら、それはRになるし
ドとDm7=b7
ドとEm7=b6
ドとFM7=5
ドとG7=4
ドとAm7=b3
ドとBm7=b2
という風にいろんな可能性があります。
これkey=Cでつけましたが、他のkeyでつけてもいいわけです。
そう考えると可能性がメチャメチャ多すぎて大変なわけです。
なので、前に書いたようなポイントを考慮して
まず可能性を限定していくんです。
・調性をはじめに決めてしまうのもいいだろうし
・コードの何度の音にしようか決めてもいいだろうし
(コードトーンかテンションか)
・メロディーの持つ情景からメジャーとマイナーを決めてもいいだろうし
その3つの作業を繰り返し、最終的に
調性
メロディー
コード
を決めるわけですね。
★★★
えーと、いきなり全部考えてやるのは大変かもしれないので
まず、メロディーに対するベースライン(ルート)だけでも決めれる
ようになるといいのではないでしょうか。
はじめは、メロディーに対して、メジャーとマイナーだけでコードを
付けていって、あとで、四和音にしたり、メロディーとコードの関係を
みて、リハモしたりいじるのもいいと思います。
なにか参考になれば幸いです。
曲作りって本当に楽しいですよね。
「お互い、いい曲が書けるといいですね」と彼にお伝えください。
ではでは。